旗頭神社(八幡西区陣原)|神社仏閣巡り|北九州市

旗頭神社
撮影月:2024年3月中旬

 旗頭神社は、八幡西区陣原の国道3号線沿いにあります。

 昔は神社のすぐ脇を西鉄北九州線(チンチン電車)が走っていましたが、2000年末に廃線となってしまいました。廃線後の敷地は、宅地化が進んでいます。

 旗頭神社の境内には、小さな公園や駐車場があり、ちょっとしたイベントが可能な広場もあります。 

 本記事では、旗頭神社の見どころなどをご紹介しております。

最新参拝日:2024年9月上旬

旗頭神社の御祭神や由緒など

 旗頭神社の御祭神やご由緒などについてご紹介します。

御祭神

 現地の由緒書きによりますと、旗頭神社の祭神は以下のとおりです。

名称読み方
武内宿祢タケノウチスクネ
志賀三神ワタツミサンシン
住吉三神スミヨシサンシン
大国主命オオクニヌシノミコト
事代主命コトシロヌシノミコト
麻生興春神霊アソウオキハルシンレイ

 武内宿祢(武内宿禰とも書く)は、古事記や日本書紀などで景行天皇や神功皇后、応神天皇などにお仕えした人物と伝えられています。

 そのような方を御祭神とする旗頭神社には、とても興味がわきます。

旗頭神社の由緒(御神体について)

 旗頭神社のご由緒としまして、現地案内板には以下のお話が紹介されていました。

(前略)

麻生興春が花尾城から山鹿城に移るとき陣原の里でしばしいこい、この亀山の地は殊の外眺めがよく花尾の本城も望むことができる、没後はこの地に葬むるよう家臣に言い遺して旗を指し立てて標とした。大永二年(一五二三)興春の遺志によって旗指社が創建された。

現地案内板より引用

 旗頭神社は麻生興春の遺志により創建されたそうですが、当時は旗指社という名称だったようです。

 それから約80年後、黒崎城主で黒田二十四騎のひとりである井上之房(ゆきふさ)は武内宿祢を敬慕していたことから、社殿の再興を行い、陣原に住いを移す頃に旗頭社と呼ばれるようになったそうです。

 一国一城令による黒崎城の破却後、井上之房は陣原に移り住みます。陣原での住いは、旗頭神社から300mくらいのところにある舎月庵でした。

 また遠賀郡岡垣町にある龍昌寺の境内には、井上之房の立派なお墓があります。

 余談ですが、旗頭神社の拝殿から振り返って遠くを眺めますと、皿倉山方面の山々を見ることができます。もしかしたら同じ方向にある麻生興春の居た花尾山に向けて参道を作ったのかもしれません。

旗頭神社のご案内

 神社の境内をご紹介していきます。

本殿・拝殿

 旗頭神社の拝殿です。

旗頭神社の拝殿
撮影月:2024年3月中旬

 本殿は、赤い柵に囲まれていました。

鳥居

 鳥居は、参道に3基、北側に2基、拝殿の左側に2基にありました。

 参道の鳥居です。

旗頭神社の参道の鳥居
撮影月:2024年3月中旬

 一の鳥居は、明治十四年に奉納されています。二の鳥居の奉納年は、撮影漏れです。拝殿前の鳥居は明治三十四年奉納です。

 北側の鳥居です。

旗頭神社の北側入口にある鳥居
撮影月:2024年3月中旬
旗頭神社の境内社の鳥居
撮影月:2024年3月中旬

 これらの鳥居は、境内社の鳥居と思われます。

 入ってすぐの鳥居の扁額には、「瀛津宮」とありました。「おきつぐう」と読むようです。

 境内社の手前の鳥居には、「稲荷社」と読める文字が書かれた扁額がありました。かなり風化していましたので、間違っていましたらすみません。

 2基ともに、天保年間(江戸時代後期)に建立された鳥居です。

 旗頭神社拝殿の左には、金毘羅宮の鳥居がありました。

旗頭神社の境内社(金毘羅社)の鳥居
撮影月:2024年3月中旬

 天保年間に建立された鳥居です。

 さらに左には、木の根元にある石碑の鳥居がありました。

旗頭神社の境内にある赤い鳥居
撮影月:2024年3月中旬

 この石碑に宿る神様は、確認できていません。

燈籠

 境内の至る所に灯籠があります。

旗頭神社の境内の灯籠
撮影月:2024年3月中旬

 個々の説明は省略させてください。

狛犬

 狛犬は、拝殿のすぐそばに鎮座しています。

旗頭神社の狛犬
撮影月:2024年3月中旬
旗頭神社の狛犬
撮影月:2024年3月中旬

 その他にも、新しめの狛犬が数組鎮座していますので、現地でご確認ください。

社務所

 旗頭神社には、社務所はありませんでした。

 境内にあります建物は、陣原公民館と亀山会館になります。

境内社

 旗頭神社には、以下の境内社があります。

名称備考
金毘羅宮拝殿の左側
不明の境内社拝殿の右側

 福岡県神社誌によりますと、境内神社として以下の名前が記載されていました。

名称備考
恵比須神社
伊勢神社
須賀神社
菅原神社
奥津神社
愛宕神社
貴船神社

 不明の境内社や旗頭神社の本殿の周りの祠など、実際に確認できていないものがありますので、機会がありましたら調査してみようと思います。

 境内社とは関係ありませんが、福岡県神社誌に記載されていた旗頭神社の所在地は、「遠賀郡折尾町大字陣原字宮ノ谷」とありました。

 宮ノ谷というステキな地名が、とても気になります。

旗頭神社の情報

名称旗頭神社
読み方ハタガシラジンジャ
場所北九州市八幡西区陣原五丁目
種類神社
見学時間24時間
料金無料
指定
駐車場境内の西側の広場に神社専用駐車場(道路から入ってすぐの広場)あり
出入口は国道3号線側にあり
アクセスJR陣原駅から約1km(徒歩約15分)
アクセス(車)国道3号線「則松1丁目」交差点を東方向(黒崎方面)に向かう
→「瀬板の森公園北口」交差点の次の信号から200mほど進む
→左側に入口が見えてくる(ゆっくりじゃないと通り過ぎるかも)
アクセス(公共)西鉄バス「陣の原三叉路」から約300m(徒歩約5分)
備考

地図

※赤☆印は駐車場入口、青☆印は境内の北側にある鳥居のある入口です

おわりに

 先日(2024年10月20日)お参りに行ったら、運よく秋祭りの真っ最中。

 消防署の音楽隊の演奏や農協の直売所、地元の方のフリーマーケット、出店など、かなりの大賑わいでした。

 また神事を見学することもできまして、なにか不思議なご縁を感じてしまいました。

 旗頭神社には常駐の宮司さんはいないので、隣町の鷹見神社の宮司さんが神事を執り行っていました。

 来年の春祭りのときも、お参りさせてもらうかもしれません。

 最後までお読みいただきありがとうございました!

(参考資料)

名称リンク
現地案内板
福岡県神社誌

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