帆柱新四国八十八ヵ所霊場の第十番札所をご紹介します。
第十番札所は、北九州市八幡西区の紅梅公園内にあります。
現在の姿は、公園の中の小さな丘の上にわずかな痕跡が残る程度になってしまっています。
最新参拝日:2021年12月下旬
帆柱新四国霊場の札所一覧はこちらです。
帆柱新四国八十八ヵ所霊場 第十番札所の場所
場所は、福岡県北九州市八幡西区紅梅にあります紅梅公園の中です。
北の方から入った場合は、階段を上がるか右わきの坂道を上がるかして、一段高いところに行ってください。
仏像がありますのですぐ分かります。
周辺マップです。
地図内のお堂マークの場所が札所になります。
帆柱新四国八十八ヵ所霊場 第十番札所の情報
紅梅公園の高台に行きますと、数多くの仏像が並んでいる一角があります。

そこに石の枠で囲われた場所があります。

この場所には、以前お堂が建っていました。帆柱新四国札所の看板もありました。

私が再訪した時(2020年2月現在)は、跡形もなくなっていました。
御本尊である「紅梅地蔵」は、北九州市八幡西区藤田にあります浄蓮寺の境内に移設されているようです。
(2020年2月追記)
浄蓮寺にあります第五番札所を参拝した際に、となりに紅梅地蔵のお堂がありました。
たぶん浄蓮寺の紅梅地蔵と、紅梅公園にあった紅梅地蔵は同じものと思われます。
いつか浄蓮寺のご住職に確認させていただければと思っています。
(2021年12月追記)
第五番札所を参拝した際に、お堂の近くにお寺の関係者の方がいらっしゃいましたので、紅梅地蔵のお話を伺うことができました。
ご本尊は以前は紅梅公園に祀られていたのですが、第2次大戦の八幡大空襲の際に、紅梅地蔵が被災しては大変ということで、先代の浄蓮寺ご住職の奥様が現在の浄蓮寺に移されたそうです。
有難いお話でした。
札所の看板(2020年2月時点)です。

2021年12月にお参りしたときは、看板は道路の方に移動していました。こちらの方が分かりやすいですね。

札 所 情 報
場所 | 紅梅公園内 |
---|---|
御本尊 | 紅梅地蔵尊 |
アクセス | 黒崎中央小学校から約600m(徒歩約10分) 桃園公園わんぱく広場から約600m(徒歩約10分) ※桃園公園わんぱく広場からは坂道あり |
アクセス (車) |
付近に駐車場なし |
アクセス (公共) |
「西鉄バス:久喜町」から約200m (徒歩約3分) |
最新参拝日 | 2021年12月下旬 |
まとめ
2020年2月に再訪した際にお堂が無くなっているのを見て、とても寂しい気持ちになりました。
でも既に御本尊はきちんとしたお堂に移されていますので、お堂としての役目は終わってるんですよね。
御本尊は安泰な場所に移りましたが、帆柱新四国霊場第十番の場所は紅梅公園だということは残るように配慮されていると思いました。
私としましても、その事実をこの記事に残し続けるつもりです。
帆柱新四国霊場の札所一覧はこちらです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考文献)
(1) 帆柱山新四国開山九十周年誌 帆柱山新四国霊場本部編
(2) 帆柱四国霊場巡礼記 有志の方の資料
※どちらも八幡図書館で閲覧可能です
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