八十八ヵ所霊場巡りといいますと、四国のお遍路ですね。
でも、誰もがみんな四国まで行って巡礼できるかといいますと、そうでもないと思います。
そのような方々のために、「地四国」や「新四国」などと呼ばれていますお遍路の縮小版が全国各地に作られています。
始まりは江戸時代と言われていまして、各地方ごとに参拝団を組織して現在でも定期的に巡礼を行っているところもあります。
「帆柱新四国」は地四国のひとつでして、北九州市の戸畑区、八幡東区、八幡西区に札所が点在しています。
本記事では、ひとりでも多くの方に巡礼していただきたいと思いまして、札所の一覧を作成しました。
また、札所探しで迷われないように、Googleマップを利用してご案内するようにしてあります。
本記事内の札所一覧は、各札所の詳しい紹介記事に移動できるようにしておりますので、ご利用いただければと思います。
帆柱新四国霊場 一覧表
帆柱新四国霊場の一覧です。札所の番号順に並べてあります。
一覧表内に、各札所の簡単な所在地情報と最新訪問月のコメントを入れました。
「自転車〇(もしくは×)」の記載は、札所のそばまで自転車と一緒に行けたか否かという意味になります。
「自転車×」の場合は、押したり担いだりしても自転車と一緒に現地に行くことが困難な札所ということです。
また、札所の所在が不明な場合は、札所一覧のタイトル欄に「調査中」と入れました。
情報のご提供大歓迎です!
また、参考にした資料は本記事の最後に掲載しております。
※札所の参拝は済ませましたがまだ記事が書けていない札所は、「準備中」とさせていただいております。申し訳ございません。
















































































帆柱新四国霊場マップ(GoogleMap)
前章の「帆柱新四国霊場 一覧表」のリンク先の札所ごとの記事に個別のマップを掲載しておりますが、全体のマップもあった方が良いと思いましてこちらに貼りました。
ご利用ください。
薄緑の家マークは確認済みの札所です。オレンジの「?」は不明もしくは調査中の札所になります。
灰色の「i」は旧札所の場所で、現在は別の場所に移動しています。
まとめ
昔を感じられる場所が個人的に大好きでして、当時の人々が通ったであろう道や訪れたであろう場所などに実際に立ってみて、当時の人々が見たであろう景色や体で感じた風などを体験したつもりになるのが大好物です。
たまに旧長崎街道を自転車で走ることがありまして、途中でふと見上げると雄大にそびえたつ帆柱山をいろんな場所から見ることができます。
たぶん江戸時代の人々も同じような景色を見ていたんだろうなあ、と想像しながら。
そんな帆柱山の周りに点在する帆柱新四国霊場は、いつまでもそこにあり続けてほしいものです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考文献)
(1) 帆柱山新四国開山九十周年誌 帆柱山新四国霊場本部編
(2) 帆柱四国霊場巡礼記 有志の方の資料
※どちらも八幡図書館で閲覧可能です
コメント
こんばんは。ベロめもさんと呼んでいいですか。
私は八幡東区に住んでいます。
このコロナ禍の中、暇を持て余し、なおかつ健康ウォークを兼ねて帆柱新四国八十八札所巡りを思い立ち、ベロめもさんさんのサイトを参考に活動しています。
昨年は定年後、何かやり遂げたいと四国八十八霊場を巡礼しましたが、今は八幡の地で八十八札所を廻り般若心経を唱えています。
これもベロめもさんの本サイトのおかげと感謝しております。
今日で七十番まで済み、終盤戦に入りました。
七十番はベロめもさんもおっしゃってたように、凄く神秘的な札所で探すまでワクワクしました。
この活動をしない限り絶対に行くことがない町や土地、そしてお堂を守り続ける人々の息遣いを知ることができ嬉しいことです。
これから暑くなりますが、コロナに負けず、最後まで頑張りたいと思います。
ベロめもさん、本当にありがとうございます。
ヨッシーさん
「ベロめも」をご利用いただきありがとうございます。
また、実際に帆柱新四国霊場を巡られているとのこと、大変感激しております。
第七十番札所は、参考資料を基に帆柱山のふもとをさまよって偶然に近い感じで見つけた、私にとって思い出深い場所です。
札所の中には道中がとても危険な場所もありますので、くれぐれもお怪我にお気をつけください。
記事が準備中となっております札所は、たぶん全体マップをご覧いただいて巡られていると思います。
もし分かりにくい札所がありましたらコメントいただければご説明いたします。
準備中となっております札所の記事の作成を急ぎます。
もう少々お待ちください。
ベロめも管理人
ベロめも さん、初めまして。
2年ほど前から皿倉山に時々登っておりましたが、皿倉周辺をMAPなどで調べているうちに帆柱新四国霊場の存在を知り、四月末に打始め、先月八十八番まで参拝を果たしました。
元々霊場巡りには興味があり、篠栗に通ったり、機会を作って九州八十八箇所の札所を訪れたり、といった活動をしていましたが、身近にある新四国霊場の存在を知ったたときは驚きました。
コロナ自粛で運動不足だった時でもあり、すぐさまベロめもさん情報を頼りに札所巡りを始めました。
実際多くの札所でベロめもさん情報に助けられました。中には自力ではとても探し当てることが出来ないような札所もありました。ご苦労されて札所を探し、また丁寧にわかりやすく開示いただいていることに大変感謝しております。ありがとうございます。
巡る内にわかった次の札所についてご報告致します。ご承知でしたらご放念下さい。
・五十九番札所
六十番札所に向かう林道の手前(車止め柵よりも手前、民家があるあたり)から、
右斜め前方に上る私道に入り、廃材小屋手前で右斜め後方に折返す道の先にお堂
がありました。
・番外札所
八幡東区清納二丁目の清納公園内にお堂があります。地元の方々に丁寧に管理され
ているようです。木製の看板は文字が消えかかっていますが、辛うじて「帆柱四国
番外札所」と読めます。
番外札所は古い資料ではかなりの数あったようですが、番札所に振替えられていたり、お寺が存在していなかったり、資料にあったお寺でも今は霊場とは関係ない(住職のお話)など、今のところ他には見当たりません。
今後もたまの皿倉登山は続けますし、札所参拝も継続していきたいと考えています。
新たな発見がありましたらまた報告させていただきます。
これから寒くなり、またコロナも再拡大の兆しを見せておりますが、お気をつけてお過ごしください。乱筆失礼しました。また、改めまして感謝申し上げます。
いっこうさん、コメントありがとうございます。
そしてうれしい情報をいただき大変感激しております!!
五十九番札所は、いっこうさんがおっしゃっています右斜め前方の道はあたりをつけていたのですが、そのさきの林の中から札所を見つけられていませんでした。
あの道を真っすぐ奥まで行くと、昔なにかが祀られていた場所に出ます。でもそこは帆柱新四国札所としての痕跡はありませんでした。
なるほど!、途中を右に入るのですね。近いうちにお参りに行って、ブログを更新します。
清納公園の番外札所の情報もありがとうございます。
お堂は存じております。以前お参りしたときは、お堂の屋根にブルーシートがかけられていました。補修中かなにかだったのでしょうか。
ご無沙汰してるので、そちらも近いうちにお参りさせていただきます。
番外札所もそのうちブログに掲載したいです。
本サイトの帆柱新四国一覧は、少しでも多くの方に霊場の存在を知っていただきたいと思い作成しております。
100年以上も前に作られた札所にお参りできるのは、なんといいましても地元でお世話をされている方々のお陰なんですよね。
たくさんの方にお参りしてもらいたいです。
いっこうさんにもお届けすることができてとてもうれしいです。
皿倉登山はうらやましいですね。皿倉、帆柱、権現辺りはいつか行ってみたいと思っています。
登山もそうですが、札所も場所によっては危険な場所にあります。
くれぐれもご自愛ください。
今回は貴重な情報をありがとうございました!
ベロめも管理人
ベロめもさん、初めまして。
貴重な情報感謝しております。
昨年、なんとなく気になっていた八十八箇所巡りを開始し、とうとう終盤になりました。
私は番外込みで参拝していますのでかなり時間がかかっています。(番外込みで123箇所みたいです。)
なくなっている場所もあり寂しい思いをすることもありますが、先人の思いが少しでも後世に残せるような活動に繋がればいいなと思っています。
そして、これからも安全に参拝されることを祈っています。
ほばしら小僧さん、コメントありがとうございます。
番外込みで参拝されているそうで、素晴らしいですね。
帆柱新四国の番外札所については、過去に入手しましたある公共団体の会報(40年以上前の資料)の情報しか持っておりません。
所在地は地域名までしか掲載されていませんので、その資料だけで札所にたどり着くのは困難です。
1か所だけ、清納公園内の番外札所は偶然見つけました。
もし、ほばしら小僧さんがお持ちの情報の参照先などを公開できるのでしたら教えていただきたいです。
これから寒さも厳しくなると思いますが、くれぐれもご自愛ください。
無事に大願成就されることをお祈りしております。
ベロめも管理人
ベロめもさん、返信遅くなり申し訳ありません。
昨日、八十八箇所を一巡することができました。
15番はおそらく消滅で間違いないと思います。
おそらくベロめもさんと同じ資料を基に廻らせていただいております。
まず地名が昔の記載である為、現住所がわかりませんでした。
番外につきましては、まだ全て把握できておりません。
八十八箇所を廻られているのでご存知であると思いますが、元の札所が番外に移動して札所になっていたり、個人の敷地内であったり、地域の方に尋ねるしか手段はなく、知っている方に尋ねない限り辿りつくことは不可能に近いと思われます。
もし気になる場所があり、私が把握している場所でしたら案内できると思います。
わかりやすい所でしたら、戸畑区観音寺町の「畑の観音堂」、八幡東区「金剛寺」、八幡西区茶屋の原「杉谷観音」あたりでしょうか。
番外の「穴生鷹ノ巣」「穴生古屋敷」は消滅です。
引き続き、未確認番外探索をぼちぼち進めていきます。
帆柱新四国を一巡されたそうで、おめでとうございます。
去年(2020年)はほとんど参拝できていませんでしたので、今年は札所の最新状況を確認しながら参拝するつもりです。
貴重な番外札所の情報ありがとうございます。
ほばしら小僧さんのおっしゃるとおり情報が散在してますので、収集するのは大変ですよね。
その分、たどり着いたときの感動はたまりませんです。
情報頂きました「畑の観音堂」、「金剛寺」、「杉谷観音」は、近いうちに参拝して、可能なら本サイトに掲載しようと思います。
ほばしら小僧さんのお陰でベロめもサイトの内容をより充実させることができます。
本当にありがとうございます。
帆柱新四国(番外含む)に関する情報がございましたら、どんな些細なことでも結構ですのでご連絡いただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。