神社仏閣巡り(北九州) 帆柱新四国八十八ヵ所霊場 第七十番札所

帆柱新四国第70番札所のお堂跡
撮影月: 2020年3月

 帆柱新四国八十八ヵ所霊場の第七十番札所をご紹介します。

 第七十番札所は、個人的にとても気に入っている札所のひとつです。

 現地まで行くのは大変ですし、お堂は倒壊してありませんし、周辺は尖った岩だらけなのですが、札所のある場所とそばにある滝がお気に入りです。

最新参拝日:2021年11月中旬

帆柱新四国霊場の札所一覧はこちらです。

帆柱新四国八十八ヵ所霊場 第七十番札所の場所

 場所は、北九州市八幡西区大字市瀬にあります鷹見神社から北に600mほど山に入ったところになります。

 冒頭でかるくふれましたように、すでにお堂はありませんが、すぐ横に小さな滝のあるとてもステキな場所です。

 周辺マップです。

 地図内のお堂マークの場所が札所になります。

帆柱新四国八十八ヵ所霊場 第七十番札所の情報

 鷹見神社からスタートです。

 神社ではなく、正面に向かって左脇方面に進みます。

鷹見神社入り口を左方面へ
撮影月: 2020年3月

 少し行くと柵がありますので、針金のロックを外して中に入ります。入った後必ず柵を閉めて針金でロックしましょう

柵を開いたら閉じてロックする
撮影月: 2020年3月

 道はちょっと荒れ気味です。岩が多めですので転ばないように気を付けましょう。

 途中に橋が2カ所あります。

道中の橋1つめ
撮影月: 2020年3月
道中の橋2つめ
撮影月: 2020年3月

 さらに道なりに進んでいきます。横を流れる川を頼りに進みましょう。

 途中でちょっと危険な場所があります。黄色い矢印がルートです。

道中の危険な場所
撮影月: 2020年3月

 右側はちょっとした崖になっていまして、滑り落ちると危険です。道も岩がゴロゴロしていますので慎重に進んでください。

 下の写真のような鋭利な岩もありますのでご注意を。

鋭利な岩に注意
撮影月: 2020年3月

 滝が見えてきました。右の赤矢印は札所跡で、左の赤矢印には石像があります。

滝が見えてきました
撮影月: 2020年3月

 滝の横にお堂跡があります。

帆柱新四国第70番札所のお堂跡
撮影月: 2020年3月

 札所の看板です。

第70番札所の看板
撮影月: 2020年3月

 不動明王などの仏像が札所を見守ってくれています。

札所を見守る仏像
撮影月: 2020年3月

(追記:2021年11月中旬)

 久しぶりにお参りに行きましたら、お堂跡が岩や土砂だらけになっていました。今年の豪雨の影響でしょうか。

 良く見ると仏像の首が取れていました。たぶん落ちてきた岩に当たったのでしょう。

 神棚の辺りの岩などを慎重に取り除いていますと、土砂の中で運よく取れた首を見つけました。

 実際に仏像に乗せてみますとキッチリとはまりましたので、首がない仏像のもので間違いないと思います。

 とはいいましても、ただ乗せておくだけではすぐ落ちてしまうのは目に見えていますので、個人的な判断で仏像のすぐ脇に置いておくことに。転げてしまったら嫌なので、周りに散乱していた岩を集めて囲いました。すべて覆いつくすと息苦しいかもしれませんので、周りを囲うだけにしました。

 下の写真が最終的な状態です。

帆柱四国70番札所の首が取れた仏像
撮影月:2021年11月

 私は神仏関係の知識がありませんので、どうすればよいか判断できません。今後を見守りたいと思います。

札 所 情 報

場所 北九州市八幡西区大字市瀬にあります鷹見神社付近の山奥
御本尊 馬頭観世音菩薩
アクセス 北九州市八幡西区市瀬の鷹見神社から約500m
(徒歩約20分)
アクセス
(車)
鷹見神社の入り口に駐車スペースあり
アクセス
(公共)
「西鉄バス:割子川」から約2.3km
(徒歩約40分)
最新参拝日 2021年11月中旬

まとめ

 この場所にお堂が復活したら最高なのになあ、と行くたびに思います。

 大雨になっても安全な場所でしたら良いのですが、今の札所の場所ですと、周りの環境的にまた倒壊してしまいそうですね。

 土砂崩れや川の増水対策をしないとお話になりません。

 もし70番札所を復活させるなら、別の場所に移動するしかないんでしょうね。

 帆柱新四国霊場の札所一覧はこちらです。

 最後までお読みいただきありがとうございました!

(参考文献)
(1) 帆柱山新四国開山九十周年誌 帆柱山新四国霊場本部編
(2) 帆柱四国霊場巡礼記 有志の方の資料
※どちらも八幡図書館で閲覧可能です

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