帆柱新四国八十八ヵ所霊場の第三十七番札所をご紹介します。
第三十七番札所は、北九州市指定の史跡である立場茶屋銀杏屋(たてばぢゃやいちょうや)のすぐ近くにあります。
札所の前の道は長崎街道でして、立場茶屋銀杏屋は街道沿いにあった役人や高官向けの茶屋でした。
日本地図で有名な伊能忠敬やドイツ人医師シーボルトもここで昼食をとったそうです。
最新参拝日:2020年6月上旬
帆柱新四国霊場の札所一覧はこちらです。
帆柱新四国八十八ヵ所霊場 第三十七番札所の場所
場所は、北九州市八幡西区石坂1丁目にありますお堂になります。
通りから一段高いところにありますので、お堂の存在をご存知ない方は気付かないかもしれません。
周辺マップです。
地図内のお堂マークの場所が札所になります。
帆柱新四国八十八ヵ所霊場 第三十七番札所の情報
立場茶屋銀杏屋から北方向に歩いていますと、左手にお堂が見えてきます。
棚に隠れてちょっと見えづらいですが、第三十七番札所のお堂になります。

札所の看板はプラスチック板と木板の2つありました。
脇には興玉神(おきたまのかみ)の石碑が祀られていました。

札 所 情 報
場所 | 北九州市八幡西区石坂1丁目 |
---|---|
御本尊 | 阿弥陀如来 |
アクセス | 立場茶屋銀杏屋から約50m (徒歩約1分) |
アクセス (車) |
付近に駐車スペースなし |
アクセス (公共) |
「西鉄バス:小嶺台」から約250m (徒歩約5分) |
最新参拝日 | 2020年6月上旬 |
まとめ
冒頭でご紹介しました立場茶屋銀杏屋は、長崎街道の宿場町である黒崎宿と木屋瀬宿の間にありました。
距離的には立場茶屋銀杏屋~木屋瀬宿が直線距離で約4km、立場茶屋銀杏屋~黒崎宿が直線距離で約7kmです。
木屋瀬宿方面からの旅人は、立場茶屋銀杏屋手前の激坂である石坂で疲れ果てているところに茶屋が見えてきますので、つい立ち寄ってしまっていたのではないでしょうか。
他にも長崎街道沿いの札所はありますので、その都度周辺のスポットについてご紹介していきたいと思います。
帆柱新四国霊場の札所一覧はこちらです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
(参考文献)
(1) 帆柱山新四国開山九十周年誌 帆柱山新四国霊場本部編
(2) 帆柱四国霊場巡礼記 有志の方の資料
※どちらも八幡図書館で閲覧可能です
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